普及活動
2024年度(第16回)日本海洋政策学会「学生小論文」募集
募集テーマ:「海洋問題解決への提案」
日本が直面している海洋問題解決についての具体的・建設的な提案を募ります。
海洋基本法、第 4 期海洋基本計画(案)が実施をめざす施策及び「国連の持続可能な開発目標(SDGs)」目標 14 に関する提案を歓迎します。
募集概要
日本海洋政策学会主催で小論文形式で昨年に引続き募集を行ないますので、ふるって応募下さい。
応募資格 | 日本国内の大学生、大学院生(高専生4, 5年生含む) *国籍・性別・年令を問いません |
---|---|
使用言語 | 日本語又は英語 |
応募〆切 | 9月30日 17:00 学会事務局必着 |
審査結果通知 | 10月31日予定(応募数が多い場合は11月中) |
表彰式 | 第16回年次大会(12月開催)にて表彰予定 *詳細は募集要項を参照下さい。 |
募集要項
(注)応募の際は pdf でなく、ms-word のファイルを事務局に送付して下さい。
*不明な点は事務局までメールにてお問い合わせ下さい
最新表彰情報
第13回(2021)学生小論文審査講評及び表彰論文
2021年度(第13回)「学生小論文」募集 審査講評
応募7編の中から審査により以下の論文が表彰されました。
1)最優秀賞
「海中ロボット特区創設の提言」 受賞論文
小知井 秀馬(東京大学大学院)
2)優秀賞
「北極海航路の利活用における障壁と利用形態」 受賞論文
龍 啓晨(神戸大学)
「海の豊かさを生かし社会還元する持続的戦略 受賞論文
- 「ライフサイクルを終えた海藻」を利用した医療材料開発の実践」
手島 涼太(東京理科大学)
3)奨励賞
「北極海航路の商業的利用に関する提言」 受賞論文
竹内 哲太 (神戸大学)
*第13回年次大会で表彰式を行い、結果発表と学術委員長による審査講評が行われました。
上記作品は、学会NewsLettter 最新号に全文掲載いたします。
過去の表彰情報
第4回(2012)海の日論文 審査講評
第4回(2012年)「海の日」懸賞論文 には、4本の論文が寄せられました。
日本海洋政策学会学術委員会による審査の結果、優秀賞1編(最優秀賞は該当なし)が選ばれ、表彰されました。
優秀賞
「海上事故防止協定(INCSEA協定)網の構築に関する提案」
上智大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻
原田 有(はらだゆう)
講評
本年の「海の日論文」への応募は意外にも4件にとどまった。東日本大震災が社会と海洋の総合的な復興計画の立案を必要としている中で、学生諸君の関心が陸域の復旧という内向きになっていることの反映であれば危惧すべきことである。応募論文は、津波流出瓦礫処理、救急艇兼病院船の提言、海上事故防止協定など大変に興味深いものがあったが、事実の記述と政策の提言とのバランスが必ずしもよくなく、一長一短であった。最優秀賞の該当はなかった。優秀賞をえた論文も、国防機関のレベルにおける海上事故防止協定の例が、海上警察機関などの船舶にも実行可能なモデルを提供するか、疑問の点もある。いずれにせよ、海は日本再生のキーワードである。新しい海洋利用と沿岸社会との調和、海洋と沿岸域の総合的管理がますます重要となる。若い人の海への関心を持続的に引き出す努力が求められる。
審査委員長(日本海洋政策学会学術委員長 明治大学教授)
奥脇直也
第3回(2011)海の日論文 審査講評
第3回(2011年)「海の日」懸賞論文 には、18本の論文が寄せられました。
日本海洋政策研究会学術委員会による審査の結果、最優秀賞2編(優秀賞は該当なし)が選ばれ、表彰されることとなりました。
最優秀賞
「災害時の支援船ネットワーク構築の提言」
神戸大学大学院海事科学研究科海事科学専攻
森重萌木子(もりしげ・ももこ)
最優秀賞
「退職海上保安官・自衛官を活用した海洋安全キャパシティ・ビルディング支援に関する提案」
東京大学公共政策大学院公共管理コース
齊藤純一(さいとう・じゅんいち)
講 評
「海の日」論文の企画も徐々に認知度が高まってきている。今年は全部で18編の応募があり、内容的にもなかなかユニークかつ具体性のある提言が増えてきたように感じた。応募者の属性からみると、大学院生が多いのは当然としても、一般社会の方からの応募がもっとあってもよい。特定の大学から多重応募もあったが、この論文顕彰を大学教育に役立てようとされている先生がおられるのかも知れず、そういう応募が増えることも大歓迎である。この企画の周知を図って、多様な分野から自由なアイディア、意見、提言をうることは、将来にむけての海洋政策への合意形成を促進する上で、海洋立国をめざす日本にとって重要な貢献となるであろう。 応募論文の審査は予備審査および本審査の二段階で行われた。いずれも所属、氏名などを一切伏せて厳正な選考がなされた。結局、最終的に2編の論文が群を抜いた高得点を収め、またその間での優劣がつけ難かったため、異例ではあるが両者を最優秀とした。応募論文のテーマは別表に示されているように多岐にわたり、海洋政策的な問題の広がりと多様性を示している。いずれも重要な問題を扱っているが、審査においては、提言の技術的実現可能性や独創性、議論の具体性や説得性などの観点が重視された。来年もまた応募論文を読むのが楽しみである。
審査委員長(日本海洋政策学会学術委員長 明治大学教授)
奥脇直也
第2回(2010)海の日論文 審査講評
第2回(2010年)「海の日」懸賞論文 には、15本の論文が寄せられました。
日本海洋政策研究会学術委員会による審査の結果次の5本が優秀論文とされました。
最優秀賞
「発生材の高付加価値化と環境規制強化による船舶解撤の国内回帰について」
東京大学工学系研究科社会基盤学専攻博士課程4年
吉村耕平
優秀賞
(1)「日本港湾の復権と港湾組織づくり」
大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程グローバル・ビジネス専攻3年
姜天勇
(2)「首都直下型地震を想定したプレジャーボートによる海上救援システムに関する提案」
日本大学理工学部海洋建築工学科4年
岡本直也
(3)「海洋エネルギー利用についての提言」
東京大学大学院システム創成学専攻修士課程1年
塚本大介
佳作
「海洋ゴミのない海洋立国を目指して」
北里大学大学院水産学研究科専攻修士課程2年
柴田晴佳
講評
昨年に引き続いて、「海の日」論文の募集が行われた。海洋基本法が謳う「海洋立国日本」の実現に向けて日本の将来を背負って立つ若い人達から提言を募集し、海への関心を呼び起こしたいという趣旨である。今年も学生・院生を中心に15本の論文が寄せられた。提言は、海洋立国や海の安全についての総論的な政策提言から、ソマリア海賊情報共有センター、プレジャー・ボートによる救難システム、海洋ごみ、沿岸都市活性化の方策、日本人船員の育成、日本港湾の復権、海洋エネルギー利用、海水浴場と子供の安全環境、船舶解体の国内回帰の方策、海洋安全保障のための国際協力など、かなり専門的なテーマについての提言が多かった。海を基盤に日本の生き延びる方策を具体的に考えようとする若い人々が増えつつある証左であろう。頼もしい限りである。
審査委員長(日本海洋政策研究会学術委員会委員長)
奥脇直也
第1回(2009)海の日論文 審査講評
1回(2009年)「海の日」懸賞論文の優秀論文は次のとおりです。
最優秀賞
「新たな海洋立国に向けて」
三重大学生物資源学研究科博士後期課程2年
今川恵
優秀賞
「海洋に関する理解増進のための食を通じた海洋教育についての提言」
広島大学大学院生物圏科学研究科生物資源科学専攻修士1回生
高橋祐哉
「海洋政策への提言」
東京大学大学院新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻修士1年
小平翼
普及活動
2024年度(第16回)日本海洋政策学会「学生小論文」募集
募集テーマ:「海洋問題解決への提案」
日本が直面している海洋問題解決についての具体的・建設的な提案を募ります。
海洋基本法、第 4 期海洋基本計画(案)が実施をめざす施策及び「国連の持続可能な開発目標(SDGs)」目標 14 に関する提案を歓迎します。
募集概要
日本海洋政策学会主催で小論文形式で昨年に引続き募集を行ないますので、ふるって応募下さい。
応募資格 | 日本国内の大学生、大学院生(高専生4, 5年生含む) *国籍・性別・年令を問いません |
---|---|
使用言語 | 日本語又は英語 |
応募〆切 | 9月30日 17:00 学会事務局必着 |
審査結果通知 | 10月31日予定(応募数が多い場合は11月中) |
表彰式 | 第16回年次大会(12月開催)にて表彰予定 *詳細は募集要項を参照下さい。 |
募集要項
(注)応募の際は pdf でなく、ms-word のファイルを事務局に送付して下さい。
*不明な点は事務局までメールにてお問い合わせ下さい
最新表彰情報
第13回(2021)学生小論文審査講評及び表彰論文
2021年度(第13回)「学生小論文」募集 審査講評
応募7編の中から審査により以下の論文が表彰されました。
1)最優秀賞
「海中ロボット特区創設の提言」 受賞論文
小知井 秀馬(東京大学大学院)
2)優秀賞
「北極海航路の利活用における障壁と利用形態」 受賞論文
龍 啓晨(神戸大学)
「海の豊かさを生かし社会還元する持続的戦略 受賞論文
- 「ライフサイクルを終えた海藻」を利用した医療材料開発の実践」
手島 涼太(東京理科大学)
3)奨励賞
「北極海航路の商業的利用に関する提言」 受賞論文
竹内 哲太 (神戸大学)
*第13回年次大会で表彰式を行い、結果発表と学術委員長による審査講評が行われました。
上記作品は、学会NewsLettter 最新号に全文掲載いたします。
過去の表彰情報
第4回(2012)海の日論文 審査講評
第4回(2012年)「海の日」懸賞論文 には、4本の論文が寄せられました。
日本海洋政策学会学術委員会による審査の結果、優秀賞1編(最優秀賞は該当なし)が選ばれ、表彰されました。
優秀賞
「海上事故防止協定(INCSEA協定)網の構築に関する提案」
上智大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻
原田 有(はらだゆう)
講評
本年の「海の日論文」への応募は意外にも4件にとどまった。東日本大震災が社会と海洋の総合的な復興計画の立案を必要としている中で、学生諸君の関心が陸域の復旧という内向きになっていることの反映であれば危惧すべきことである。応募論文は、津波流出瓦礫処理、救急艇兼病院船の提言、海上事故防止協定など大変に興味深いものがあったが、事実の記述と政策の提言とのバランスが必ずしもよくなく、一長一短であった。最優秀賞の該当はなかった。優秀賞をえた論文も、国防機関のレベルにおける海上事故防止協定の例が、海上警察機関などの船舶にも実行可能なモデルを提供するか、疑問の点もある。いずれにせよ、海は日本再生のキーワードである。新しい海洋利用と沿岸社会との調和、海洋と沿岸域の総合的管理がますます重要となる。若い人の海への関心を持続的に引き出す努力が求められる。
審査委員長(日本海洋政策学会学術委員長 明治大学教授)
奥脇直也
第3回(2011)海の日論文 審査講評
第3回(2011年)「海の日」懸賞論文 には、18本の論文が寄せられました。
日本海洋政策研究会学術委員会による審査の結果、最優秀賞2編(優秀賞は該当なし)が選ばれ、表彰されることとなりました。
最優秀賞
「災害時の支援船ネットワーク構築の提言」
神戸大学大学院海事科学研究科海事科学専攻
森重萌木子(もりしげ・ももこ)
最優秀賞
「退職海上保安官・自衛官を活用した海洋安全キャパシティ・ビルディング支援に関する提案」
東京大学公共政策大学院公共管理コース
齊藤純一(さいとう・じゅんいち)
講 評
「海の日」論文の企画も徐々に認知度が高まってきている。今年は全部で18編の応募があり、内容的にもなかなかユニークかつ具体性のある提言が増えてきたように感じた。応募者の属性からみると、大学院生が多いのは当然としても、一般社会の方からの応募がもっとあってもよい。特定の大学から多重応募もあったが、この論文顕彰を大学教育に役立てようとされている先生がおられるのかも知れず、そういう応募が増えることも大歓迎である。この企画の周知を図って、多様な分野から自由なアイディア、意見、提言をうることは、将来にむけての海洋政策への合意形成を促進する上で、海洋立国をめざす日本にとって重要な貢献となるであろう。 応募論文の審査は予備審査および本審査の二段階で行われた。いずれも所属、氏名などを一切伏せて厳正な選考がなされた。結局、最終的に2編の論文が群を抜いた高得点を収め、またその間での優劣がつけ難かったため、異例ではあるが両者を最優秀とした。応募論文のテーマは別表に示されているように多岐にわたり、海洋政策的な問題の広がりと多様性を示している。いずれも重要な問題を扱っているが、審査においては、提言の技術的実現可能性や独創性、議論の具体性や説得性などの観点が重視された。来年もまた応募論文を読むのが楽しみである。
審査委員長(日本海洋政策学会学術委員長 明治大学教授)
奥脇直也
第2回(2010)海の日論文 審査講評
第2回(2010年)「海の日」懸賞論文 には、15本の論文が寄せられました。
日本海洋政策研究会学術委員会による審査の結果次の5本が優秀論文とされました。
最優秀賞
「発生材の高付加価値化と環境規制強化による船舶解撤の国内回帰について」
東京大学工学系研究科社会基盤学専攻博士課程4年
吉村耕平
優秀賞
(1)「日本港湾の復権と港湾組織づくり」
大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程グローバル・ビジネス専攻3年
姜天勇
(2)「首都直下型地震を想定したプレジャーボートによる海上救援システムに関する提案」
日本大学理工学部海洋建築工学科4年
岡本直也
(3)「海洋エネルギー利用についての提言」
東京大学大学院システム創成学専攻修士課程1年
塚本大介
佳作
「海洋ゴミのない海洋立国を目指して」
北里大学大学院水産学研究科専攻修士課程2年
柴田晴佳
講評
昨年に引き続いて、「海の日」論文の募集が行われた。海洋基本法が謳う「海洋立国日本」の実現に向けて日本の将来を背負って立つ若い人達から提言を募集し、海への関心を呼び起こしたいという趣旨である。今年も学生・院生を中心に15本の論文が寄せられた。提言は、海洋立国や海の安全についての総論的な政策提言から、ソマリア海賊情報共有センター、プレジャー・ボートによる救難システム、海洋ごみ、沿岸都市活性化の方策、日本人船員の育成、日本港湾の復権、海洋エネルギー利用、海水浴場と子供の安全環境、船舶解体の国内回帰の方策、海洋安全保障のための国際協力など、かなり専門的なテーマについての提言が多かった。海を基盤に日本の生き延びる方策を具体的に考えようとする若い人々が増えつつある証左であろう。頼もしい限りである。
審査委員長(日本海洋政策研究会学術委員会委員長)
奥脇直也
第1回(2009)海の日論文 審査講評
1回(2009年)「海の日」懸賞論文の優秀論文は次のとおりです。
最優秀賞
「新たな海洋立国に向けて」
三重大学生物資源学研究科博士後期課程2年
今川恵
優秀賞
「海洋に関する理解増進のための食を通じた海洋教育についての提言」
広島大学大学院生物圏科学研究科生物資源科学専攻修士1回生
高橋祐哉
「海洋政策への提言」
東京大学大学院新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻修士1年
小平翼