Ocean Policy Update
<日本海洋政策学会メールニュース>

№57(2024年7月22日) <PDF>

<目次>

【本学会からのお知らせ】

  • 日本海洋政策学会誌第10号(2020年11月刊行)を学会ウェブサイトで公開
  • 第15回年次大会の資料を学会ウェブサイトに掲載
  • 本学会主催イベントの応募・申し込み〆切情報
    1. 第16回年次大会発表募集 〆切 9月中旬頃(予定)
    2. 課題研究テーマ募集 〆切 9月中旬頃(予定)
    3. 学生小論文募集 〆切 9月30日17:00事務局必着

【一般情報】

  • 「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」改定(3/22)
  • 国土交通省、沿岸域の海洋植物による二酸化炭素吸収量を国連に報告(4/12)
  • プラスチック条約第4回政府間交渉委員会(INC 4)開催(4/23-29)
  • 海洋開発等重点戦略が決定(4/26)
  • MSEAS 2024が6月に横浜で開催(6/3-7)
  • 「離島への浮体式洋上風力発電導入検討の手引」公表(6/6)
  • UN Ocean Day 6月にセレモニー開催(6/8)
  • 経済産業省、洋上風力人材育成を推進(6/21)
  • 第17回海洋立国推進功労者内閣総理大臣表彰(7/15)
  • 小笠原海台海域の大部分を我が国の延長大陸棚に(7/20)
  • ゴールドコーストのライフガード来県(神奈川県)記念シンポジウム(7/25)
  • うみ博2024、8月に横浜で開催(8/3-4)
  • マリンエンジニアリング学会学術講演会 10月に開催予定(10/23-25)
  • PEMSEA EAS Congress 2024 11月に開催予定(11/6-8)
  • 日本船舶海洋工学会秋季講演会 11月に開催予定(11/21-22)
  • 第1回 アジア太平洋 洋上風力技術会議 11月開催予定(11/26-27)

【本学会からのお知らせ】

〇 日本海洋政策学会誌第10号(2020年11月刊行)を学会ウェブサイトで公開

創刊号から第10号までの本文がPDFで公開されており、当ウェブサイトからダウンロードできます。第11号から最新号(第13号)までは、目次・要旨がダウンロードできます。
https://oceanpolicy.jp/publications/journal

〇 第15回年次大会の資料を学会ウェブサイトに掲載

昨年12月2日に開催された第15回年次大会について、各発表者・パネリストの皆様からご提供いただいた資料を学会ウェブサイトに掲載しました。
https://oceanpolicy.jp/activities/annual/the15th-2023

〇 本学会主催イベントの応募・申し込み〆切情報

本学会主催のイベントの応募・申し込みの〆切は、下記のとおりです。

  1. 第16回年次大会発表募集 〆切 9月中旬頃(予定)
    第16回年次大会は12月21日(土)、東京大学小柴ホールにて対面及びオンラインで開催の予定です。
  2. 課題研究テーマ募集 〆切 9月中旬頃(予定)
    会員から1,2件程度の新規課題研究を募集する予定です。
  3. 学生小論文募集 〆切 9月30日 17:00事務局必着
    応募テーマ「海洋問題解決への提案」として、高専生(4, 5年生)及び大学生・大学院生を対象とした小論文の募集を行います。表彰式は昨年同様、年次大会(オンライン開催の場合は受賞結果発表)にて行います。

最新情報につきましては、本学会のホームページにアクセスの上ご確認ください。

【一般情報】

●「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」改定(3/22)

第4期海洋基本計画の策定を受けて、経済産業省は、3月22日に「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を改定しました。今回の改定では、エネルギー資源とカーボンニュートラルの実現の両立を図るため、「二酸化炭素回収・貯留(CCS)」が新たな分野として追加され、資源開発と一体で取り組まれるとのことです。その他、メタンハイドレート、海底鉱物資源等の商業化に向けた技術開発を促進するため、各資源に関する課題と今後の取り組みがそれぞれ示されました。
https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240322001/20240322001.html
第4期「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」
https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240322001/20240322001-1rr.pdf

● 国土交通省、沿岸域の海洋植物による二酸化炭素吸収量を国連に報告(4/12)

4月12日、国土交通省は、気候変動枠組条約の締約国が、毎年、各国の温室効果ガス排出・吸収量を報告することから、日本の沿岸域に生息する海洋植物による二酸化炭素の吸収量が約35万トンであることを報告したと発表しました。今回、ブルーカーボン生態系の一つである、海草藻場及び海藻藻場による吸収量を日本として初めて盛り込みましたが、なかでも海藻藻場は世界で初めての報告となりました。
https://www.mlit.go.jp/report/press/port06_hh_000290.html

● プラスチック条約第4回政府間交渉委員会(INC 4)開催(4/23-29)

海洋環境を含むプラスチック汚染に関する国際的な法的拘束力のある文書を作成するための政府間交渉委員会の第4回会合(INC 4)が、2024年4月23日から29日まで、カナダ・オタワで開催されました。また、この会合に先立ち、4月21日には地域協議も開催されました。
https://www.unep.org/inc-plastic-pollution/session-4
https://www.env.go.jp/water/inc.html

● 海洋開発等重点戦略が決定(4/26)

4月26日、総合海洋政策本部会合(第22回)が書面にて開催され、審議の結果、「海洋開発等重点戦略~海洋の無限の可能性を我が国の成長に活かすために~」が決定されました。これは、国益の観点より特に重要とされ、各府省の取組について、横断的に実施すべきものについて、海洋環境保全との調和を念頭に強力な推進を図っていくものです。そのなかで、重要ミッション(海洋開発等重点施策)として、AUVの開発・利用の推進、MDA及び情報の利活用の推進、洋上風力発電のEEZ展開に向けた制度整備の推進、など6つの施策と具体的な戦略が示されています。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kaiyou/dai22/22gijisidai.html

● MSEAS 2024が6月に横浜で開催(6/3-7)

北太平洋とその近海における海洋研究を推進・調整するために設立された政府間間科学機関である北太平洋海洋科学機関(PICES)が主催するシンポジウムMSEAS 2024が横浜で開催されました。本シンポジウムは2020年に開催予定でしたが、コロナ禍による影響で開催が延期していました。PICES 2024は2024年10月26日~11月1日にホノルルで開催を予定しています。
https://meetings.pices.int/meetings/international/2024/MSEAS/Background
https://meetings.pices.int/

●「離島への浮体式洋上風力発電導入検討の手引」公表(6/6)

6月6日、環境省は、離島での浮体式洋上風力発電施設の導入拡大を目指して、自治体等が当該施設の導入を検討する際の参考資料として、「離島への浮体式洋上風力発電導入検討の手引」を作成したことを発表しました。この手引きでは、導入の効果や導入検討の流れ、留意点等が紹介されています。
https://www.env.go.jp/press/press_03242.html

● UN Ocean Day 6月にセレモニー開催(6/8)

毎年6月8日は世界海洋デー(World Ocean Day)です。この日に合わせて、人間の行動が海洋に与える影響について多くの人に考えるきっかけを与えるイベントが世界各地で開催されました。6月7日(金)には、ニューヨークの国連本部でセレモニーが開催され、世界中にその様子がライブ配信されました。
https://unworldoceansday.org/

● 経済産業省、洋上風力人材育成を推進(6/21)

6月21日、経済産業省は、産業界と学生をつなぐ目的で設立された洋上風力人材育成推進協議会(ECOWIND)との連携を行い、洋上風力産業の人材育成を推進していくことを発表しました。この連携を通じて、洋上風力に関わる専門分野のスキルを整理・体系化し、そのスキル毎の基礎知識や実務上の要点をわかりやすく解説する副読本を2024年度中に作成するとのことです。
https://www.meti.go.jp/press/2024/06/20240621003/20240621003.html
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/yojo_furyoku/pdf/025_s02_00.pdf

● 第17回海洋立国推進功労者内閣総理大臣表彰(7/15)

7月15日、科学技術、水産、海事、環境など海洋に関する幅広い分野における普及啓発、学術・研究、産業振興等において顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰する「第17回海洋立国推進功労者表彰」が行われました。受賞者は、大河内直彦氏(海洋研究開発機構)、石井雅男氏(気象庁気象研究所)、高薮縁氏(東京大学名誉教授)、田村兼吉氏(元(独)海上技術安全研究所)、苫小牧漁業協同組合の4名及び1団体でした。
https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji01_hh_000572.html

● 小笠原海台海域の大部分を我が国の延長大陸棚に(7/20)

我が国の延長大陸棚として小笠原海台海域の大部分を新たに定める「排他的経済水域及び大陸棚に関する法律第二条第二号の海域を定める政令の一部を改正する政令」が、2024年7月20日に施行されました。これにより、我が国の大陸棚が約12 万平方㎞拡大し、新たに定めた海域について、大陸棚における天然資源の探査・開発の主権的権利等を行使できるようになります。
https://www8.cao.go.jp/ocean/policies/tairikudana/pdf/240625tairikudana_j.pdf

● ゴールドコーストのライフガード来県(神奈川県)記念シンポジウム(7/25)

国連は2021年に、毎年7月 25日を 「World Drowning Prevention Day」(世界溺水防止デー) とすることを定めています。今年の世界溺水防止デーにあわせ、神奈川県ライフセービング協会が神奈川県水難救済会とともに、黒岩神奈川県知事とオーストラリア・ゴールドコースト市職員のライフガードを招いてシンポジウムが開催されます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000043525.html

● うみ博2024、8月に横浜で開催(8/3-4)

うみ博2024が2024年8月3-4日に、横浜市役所と横浜大さん橋ふ頭の2か所をメイン会場として開催予定です。詳細については、下記をご覧ください。
https://umihaku.jp/index_before.php

● マリンエンジニアリング学会学術講演会 10月に開催予定(10/23-25)

マリンエンジアリング学会の学術講演会が10月23-25日に東京海洋大学越中島キャンパスで開催予定です。講演申し込みや参加登録に関する詳細は下記をご覧ください。
https://www.jime.jp/conference_top

● PEMSEA EAS Congress 2024 11月に開催予定(11/6-8)

The East Asian Seas Congress 2024は、アモイ世界海洋Weekと共同で、2024年11月6日-8日に中国のアモイで開催が予定されています。講演申し込みや参加登録に関する詳細は下記をご覧ください。
https://www.pemsea.org/eas-congress/eas-2024

● 日本船舶海洋工学会秋季講演会 11月に開催予定(11/21-22)

日本船舶海洋工学会の秋季講演会が11月21-22日に横浜市開港記念会館で開催予定です。講演申し込みや参加登録に関する詳細は下記をご覧ください。
https://www.jasnaoe.or.jp/lecture/2024aut/

● 第1回 アジア太平洋 洋上風力技術会議 11月開催予定(11/26-27)

中国、台湾、韓国などアジア圏の大学及び、欧米等の大学との風力関連研究でのネットワークをベースに開催されるアジア初のアカデミア主体の会議、1st Asia Pacific Conference on Offshore Wind technology(APCOW)が11月26-27日に九州大学西新プラザで開催予定です。講演申し込みや参加登録に関する詳細は下記をご覧ください。
https://apcow2024.org/

Published On: 2024-07-25|Categories: メールニュース|

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